人気ブログランキング | 話題のタグを見る
#3 Warner Springs to Idyllwild Day 9 - 11
Warner Springs 遠景
#3 Warner Springs to Idyllwild  Day 9 - 11_e0128835_031289.jpg


April 29 Thr / Hiking day 6 /11mi 11:00am-4:30pm (5:30)

ゆっくりと目覚めた朝。ベッドで寝るとつかれの取れ方が違う。

昨晩はたくさんのハイカーと出会った。
その中で長い付き合いとなるもうひとりのハイカーに出会う。
彼のTrail nameは Ass Face。
直訳以上に卑猥な意味を持っているので説明はしません。
彼はAppalachian Trail (AT)も歩いたことのある強者。いやお調子者か。

昨晩は腹一杯にリブステーキを食べたにもかかわらず、朝になれば腹ぺこに。
Breakfastは昨日の昼食に利用したレストランへ。
まだまだメニューの内容もイマイチわからず、アメリカのオーダーの仕方にも戸惑うばかり。
何となく美味しそうな物を選ぶ。とにかく腹一杯に。
ゆっくりと準備を終えて出発へ。
チャーリーとは一時別れ、Idyllwildで再開する約束をし、一人先を行く。

PCTには私有地を通るところがたくさんあり、トレイルに戻ってからはしばらく私有地を歩く。
その中にはキャンプ場もあり、プライベートでこんなキャンプ場をもってたらと羨ましく思う。
再び、標高を上げ山の中に入っていく。
別段難しくは無いものの、足の痛みから速度は上がらないがゆっくりと歩む。
途中で新たにハイカー、CrowDog(ネイティブアメリカンの有名なチーフの名)、Shades(サングラスの意)達と出会う。
#3 Warner Springs to Idyllwild  Day 9 - 11_e0128835_0351145.jpg
そして、タランチュラにも遭遇!寒さのせいか大分動きが鈍っていた。
地図にキャンプ適地とあったが、吹きさらしで好ましく無いため、予定より少し先の涸れ沢沿いに寝床を作る。
昨日よりは天気が回復するも気温はとても低いままだった。暖かさが欲しいと切に願う。


April 30 fri / Hiking Day 7 / 19mi 7:00am-5:00pm (9:50)

寒い。寒い。
ここはどこだ。
南カリフォルニアだ。砂漠気候、のはずだ。
標高だってそんなに高く無い。
−5℃。
気構えができていない寒さは、実際以上に寒く感じてしまうものだ。
とはいえ、ハイカーズデポのダウンバッグは暖かく、快適な眠りを提供してくれる。(さりげなく売り込みを)
天気は良く暖かくなってくる。
目的地を定めずにただ前に進んでいく一日。
靴がどうしても合わないようだ。とばして歩くことが靴擦れに繋がっているかとも思ったが、
やはりいまの靴はどうにも良く無いようだ。


May 1 sat / Hiking Day 8 / 11mi 6:30am-11:30am (5:00)

#3 Warner Springs to Idyllwild  Day 9 - 11_e0128835_20242839.jpg

この日は初の街 Idyllwild に到着する日。
今日はのんびりとスタートする。
朝ゆっくり撤収していると、Crowdog達やAssFaceが抜いていった。
細かいアップダウンを繰り返し、遠くに雪を頂く山を眺めながら、徐々に標高を下げていくと
その先には道路が横たわっていた。
目指す先はあのMt. San Jacinto
#3 Warner Springs to Idyllwild  Day 9 - 11_e0128835_20245856.jpg

ハイウェイとはいえ、大きい町からははずれている為か道は大きくない。
しかし、そこそこの交通量といったところか。
そのハイウェイ手前は平らで広くなっているが、そこに数人のハイカーとシェイドがあった。
#3 Warner Springs to Idyllwild  Day 9 - 11_e0128835_20252971.jpg

そこにはTrailName Doc(ドクターです紛らわしいこと書いてごめんなさい。ドクターという意味ですが、この人ただのトラック運転手です)の親子がハイカーの為に
PopやBeerを用意して待ってくれていた。
タコスも作ってくれて、もういいと言っても、
ハイカーは腹が減ってるんだから食え! と次々と作っていく。
Doc が次に始めたのは、ハイカーの足の治療だ。
まめやたこ。靴擦れを治療してくれるのだが、それが痛いのなんの。
靴擦れで水がたっぷりたまったまめの水を針で抜き、
そこにアルコールを流し込む時の恐怖!!!!!
“ギャー!!! ウォー!!!” 響く声!
先に ChiefDaddy(犬のチーフの飼い主だから)が治療を受けていたが、
あまりの痛さに叫び声を上げていた!周りでは他のハイカー達が大笑い。
ChiefDaddyには次はお前の番だと脅かされた・・・。
その後の状況についてはご想像にお任せします。

後からDanielとJoeの兄弟が来た。
彼らは、サンディエゴのTrailAngelのところで出会ったハイカー。
20歳と16歳の兄弟。弟のJoeはHomeSchoolのために、
家族からの許しさえあればいくらでも休めるのだ。

痛い足を引きずり、Idyllwild へ行く為にHWY74でヒッチハイク。
ちょうどDan&Joeとヒッチをすることに。
二台目ですんなりとつかまり街へ。
後で彼らはShinのおかげですんなりと行けたと喜んでくれた。
一人の日本人にLuckyがあるのかないのか。

Idyllwildはこじんまりとしているが十分に揃った街で、
山の麓にありとても綺麗で観光客も多い。


Happy Trail !

-Turtle
by hikersdepot | 2010-12-14 21:12 | PCT 2010 by Turtle


<< Idyllwild CA  D... Warner Springs >>