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Wrightwood, CA   Day26 No Zero
Wrightwood は山間の小さい街だ。
冬は、PCTで通ったスキー場の影響で、賑わいをみせるのだろう。
ほとんど観光で生活する街のようだ。
夏はモーターバイクのライダーが集まるらしい。
古いアメリカの匂いが漂う。

アメリカは大きい為、簡単に大きな街に行けないから、こういう街も存在できるのだろう。
小さい街だが、食べるところもPizza house、Bar、Restaurant、Bakery、Cafeなどあり、アウトドア小物も補給可能なHardware Store、Grocery、当然Post Officeと十分揃っている。
半日の滞在で写真を取ることも忘れてしまったが、良い町、なはずだ。
滞在を考えると大きい街よりも、コンパクトにまとまっているほうが過ごしやすい。

チャーリーもここのスキー場は広く楽しいと言っていた。
いつかもう一度訪れられると良いと思う。

次の街はSouth California最大の目玉でもあり、一つの区切りにもなるAgua Dolceだ。

Go to Heaven!


-Turtle aka Pop Boy
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by hikersdepot | 2011-01-29 10:10 | PCT 2010 by Turtle
Big Bear City to Wrightwood Day 22 - 26
5/12(wed) Hiking Day 14 19mi 10:00-5:30 (7:30)

朝からやってしまう。

BigBearCity を出る朝。グロセリーで買っていた朝食と日本から持ってきた最後の一人用ドリップコーヒーを飲む。
ホステルにこの時期に泊まり込んでいるトレイルエンジェル、Shaman(Trail Nameで祈祷師呪い師の意)に頼み、HWY18のTHへ戻る。
さぁ地図を見…、無い。・・・!!! サコッシュが無い!やってしまった。ホステルのテラスだ。Oh, men!
直ぐにヒッチハイク開始、20分位かかり、気の良い犬連れのおば様が拾ってくれる。
忘れ物をした話を聞いても嫌な顔せずに送ってくれた。Thank you so much !
戻った僕に怪訝な顔のハイカー達も話を聞いて、呆れながらも優しく、他のトレイルエンジェルの出す車に僕も乗せてくれて、遠回りなのに先に僕を送ってくれた。
名前は忘れてしまったけれど、2009にYasとハイクしたらしく彼を知っていた。
遅れて出発したが、ビッグベアレイクの外輪山に沿って順調に進んでいく。
途中にはトレイルマジックがありオレンジとコーラをゲット。

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大きいForest fireの後を下っていくと、雪解けで水の流れが豊富な川沿いのキャンプサイトが現れる。
見るも無惨だがこの日の寝床だ。浄水に苦労する。なんとかしなくては。
やはりたくさん食べればたくさん動ける。そんな当たり前に気付く。
1日の終わりを気持ち良く迎えられたのだ。良しとしようか。
変な場所にまたブリスターを作ってしまったが、痛みにも出来ることにも慣れてしまった。
鳥が近くに来るようになった。アメリカの山も顔を覚えてくたかな。


5/13 (Thr) Hiking Day 15 6:00-7:30 (13:30)

楽しい1日だ。
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何度も渡渉を繰り返し、しかし砂漠のような大地も歩く。
何度もすれ違う老夫婦のハイカーは早く無いが淡々と、素晴らしい手際だ。あんなハイカーになりたい。

300miの印。ハイカーの誰かが作っているんだ。
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通りすがりのハイカーによるトレイルマジックに合い、またオレンジとコーラをゲットする。
オレンジはお昼にいただき、コークは夕飯まで引っぱった。
今日はのんびり休憩を取りながら歩けている。
深い美しい谷はここが砂漠地帯にあることを忘れる美しさがある。
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不意に人気を感じるとそこには天然のHot Spring(温泉)が現れた。
さぁひとっ風呂と思ったらたくさんの先客がいる。
どこから来れるのか、たくさんの、観光客?ハイカー?では無いな、がホットスプリングを占拠していた。
声を掛けられるとそこには見覚えのある顔、Old Scout(昔はボーイスカウト?)はFuller Ridgeを降りて来る途中にあったThru-hikerだ。
彼は風呂に入ったようだが、占拠している若者たちはトップレスだった。
なぜかここはトップレス"ビーチ"いや"ホットスプリング"になっていた。
しかしセクシーでも無くなんだか醜い。Old scoutと先に進む。
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老夫婦のハイカーとまた一緒になる。彼らはBig Bear Cityのホステルでも一緒だった。
名前はWhite Beard(白髭)と3rd Monty(意味は解らず)。
彼らは夕食も手際よく沢沿いで済ませ、とっとと先へ。
早い歩きでは無いものの淡々と歩くため結局早い。
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渓谷も終わりが近づきダムが見える。夕暮れが美しい。日暮れまで歩くこと、この旅最長の27mi。
いやはや歩けるものだ。
最後に股下までの深い渡渉をしなければならなかった。
う~ん、枕代わりのバックパックが臭い。
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5/14 (fri) Hiking Day 16 24 mi 6:00-5:15(11:15)

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老夫婦を追いかけて歩いた。しかし、途中で追い抜いてしまったのか見つからないまま一気に17miを歩く。
今日は砂漠地帯らしい暑さになり体力が奪われていく。
昨日と今日はダムを繋いで歩く。途中に道路を歩くがこれも立派なPCTだ。
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今日のダム湖"Silver Wood Lake"は水を多く湛え、波止場やキャンプ地も備えている。
水を補給するためにピクニックエリアへ下りるとくたくたになっていた。
十分な食料を食べるだけでなく、昼寝をして体力回復をする。1時間が過ぎたが動きたくなかった。とにかく疲れていた。
Old Scoutが追い付く。彼は、無茶するなよ、と半ばあきれながらいたわってくれた。結局2時間の休憩を取ることになった。
昨日の長丁場での寝不足と今日の疲れで、ペースはがた落ちになる。
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結局、7miを歩いて終了。疲れてしまい、シェルターも張らずにぼんやり、飯を食う。
突然、7人のハイカーが来る。彼らは昨日Silver Wood Lakeに来たが、ビール飲みたさに波止場のレストランへ行き、今日もゆっくりしていたらしい。
いろんなハイカーがいるものさ。
明日はマクドナルドがあるCajon Passを通過する。Old Scoutと明日のマクドナルドに一緒に行こうと約束し、彼は人が多いここを避け、少し先にキャンプに行く。

7人のハイカーは、
Ben(男)
Fizz(発泡する、活気があるの意味から良く喋ったり行動する人。女)
Trouble(心配事、災難。女)
Dude(気取り屋、米北東部の都会育ち。男)
Fog(濃霧、ほこり。男)
Terrapin(ヌマガメ、北米の淡水食用カメ。女)
Granite(花崗岩。男)。
それぞれカップルだったりそうじゃなかったり。Fizzは腰がガッツリ破れたシャツを着ていた。
汚れてワイルドだけど飾らない姿は美しいと思った。
夕食を取る彼らと話をする。みんな英語がたどたどしい僕にも優しく、解りやすく話してくれる。
Troubleの妹は日本に少し住んでいたらしく、日本の東洋水産のインスタントヌードルが美味いと力説していた。その通り!アメリカのヌードルは不味い。

今日もよく歩いた。
穏やかな夜は更けていく。
あの褐色の弾ける感触を思いつつ・・・

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Ratle Snake(ガラガラヘビ)とFirst Meeting!本当にがらがらと大きい音だった!


5/15 (Sat) Hiking Day 17 23mi 6:00-7:30(13:30)

鼻先に餌をぶら下げられているようなものだ。あと7miであの有名なMマーク!
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快適なトレイルを歩く。遠くにHWYと列車が見える。途中、テントを干してのんびりも心は先へ。
Old Scoutと合流して目指すはCajon Pass!
はやる気持ちを抑えられず早歩きで、そうマクドナルドへ!
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まだBreakfastメニューじゃん!とツッコミを入れつつも、デラックスセット(日本にはございません)を食べる。
そして追加を食べる。
そしてコーラを飲む。飲む!飲まれては飲む!
となりのガソリンスタンドのストアは日本でいうコンビニ並み。更に食料を追加し、バナナを食い、オレンジジュースを飲み、やっと満足!
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ビールを飲みながらのんびりやってるFizz達と再会を約束し、いやいやトレイルに戻る。
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今日は長いDetourになる。昨年の森林火災の影響で迂回をしなければならない。
こんなところも立派なPCTルート。
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抜けるとそこは列車の線路だ。
頭の中には、Stand by me!
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列車の線路を横切り暑さが体に染みるようになるころにDetourのサインが現れる。ここから道路歩きだ。
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道路と言っても未舗装なので足への負担は少ない。山肌に沿うようにしつこい程に上がっていく。
木陰に休むハイカーを横目にゆっくり着実に歩みを進める。
たらふく食べたので調子は良い。峠を下り終わるとForest Serviceのキャンプグラウンドが現れる。
ここで昼休み。ゆっくり休むことにした。飯を食べているうちにOld Scoutが追いつく。
レンジャー達と談話を楽しむがあまり長居も出来ない。まだまだ道路を歩かねば。
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明日は街に入れる。昼飯はできれば街で食べたいので、今日は少しがんばっておきたい。
舗装路が終わるとまた林道。いつもなら渇れる季節の川も今年は水が流れる。
上がると水を取れる場所がしばらく無い為、ここで補給と食事をしてしまう。
既に4時をまわり、今日も長くなりそうだ。
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最後の登りをかなりのハイペースで進める。林道の終点からPCTに戻る。
今日はここまで。
3組のハイカーがいた。場所を適当に選び、今日も熟睡へと旅立つ。
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5/16 (Sun) Hiking Day 18 12mi 6:00-11:30(5:30)

今日はWrightwoodまでの残りを歩く。HWYからヒッチハイクで街に入る。
思ったより細かく急なアップダウンを繰り返す。
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標高が上がると予想外の雪が現れる。トレイルはなぜか雪の付きやすい北東側を通っている。
トラックもまばらで斜度があり歩きにくい。
PCTに沿うように道路があるが意地で進むも、遅々として進まないため、歩きにくいところは道路を、出来る限りPCTを歩く。
目の前に広がる景色と貯水池を目の前に雪の斜面を下る。急な下りになると搬器が見えてくる。
ここはスキー場のエリアなのだ。
周辺はいくつかのハイキングコースがあり、トレイルヘッドが近いのが分かる。
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やっと雪が無くなり歩きやすくなるころにHWY2に着いた。
昨夜一緒にキャンプしていたハイカーと合流。しかし、Old Scoutが来ない。
HWY2は車の通りがものすごく少なく、ハイカー同士協力してヒッチハイクするが捕まらない。
しばらくOld Scoutを待っていたが、他のハイカーがパーキングにいたデイハイカーに事情を話し街に行けることになる。
結局Old Scoutは降りて来なかった。街で会えるだろう。
一緒になったハイカーは、YeahBut(だがしかし、なぜこの名に?)、EE(ダブルイーと呼ぶ)の夫婦、Curl(髪が天然カールしているから)、と他にもいたが名前を覚えられなかった。
彼らと街におりて、昼飯にHuge Hamburger(でっかいハンバーガー)にかぶりつく!
間違い無い美味しさ! おお!素晴らしきハンバーガーよ!
そして、Coke Coke Coke Sprite & Coke!
モーテルに入り、コークではなくシャワーを浴びて、洗濯をする。
ここではZero Dayを取らない為、テキパキやらなければならない。
テキパキはTurtleの苦手なことだ。
洗濯中なのでレインジャケットを着て、ウィンドパンツでグロセリーへ出掛けた。
見るもの全て手に取りたくなってしまい、とんでもない量を買って後悔。
食べきれるのか?いや食べきれないだろう。
明日朝にIdyllwildで別れたチャーリーと再会し再び一緒に進む約束をしていた。
彼は姪の結婚式の為にトレイルを離れていて、Big Bear Cityから連絡した時にちょうど同じ日に戻るということで約束していたのだ。
遅れて街に下りたOld scoutと再会を喜び、夕食を共にする。
一緒にトレイルに戻る提案をしたが、彼はここで、家から送ってもらったアイスアックスを待つそうだ。
ここから先のMt.Badenはいつになく大量の雪を抱えているようだった。
僕の装備は、雪山に不向きなカーボンのポールとマイクロスパイクだけ。
普通なら6、7時間くらいだが、10時間はかかるらしく、明日への不安は残るが行くしかない。
それに、チャーリーがいれば心強いさ!
約2週間ぶりのテレビは刺激的で目が離せない。プライベート・ライアンを見て、すっかり遅くなってしまった。
煩悩とは人の生きる力どぁ!

THE IIWAKE !


Turtle aka Pop boy
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by hikersdepot | 2011-01-24 23:58 | PCT 2010 by Turtle
Big Bear City, CA Day 20 - 21
Big Bear Village 遠景
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May 10 (mon) to May 11 (tue)

ビッグベアシティは古くからあるスキーリゾートで、日本でいうと野沢温泉スキー場のように歴史がある。
僕が滞在したBig Bear Hostelは、Big Bear Village と言う場所にあり、
ダウンタウンから少し外れたスキーリゾートにくっついたショッピングストリートの近くにある。
ダウンタウンのモーテルに泊まるより、近くにポストオフィスやレストラン、シアターがある便利な場所だ。

ここは今が桜の季節
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グロセリーのVONSまではバスもしくは自転車で行く。少し遠いのが難点。
VONS は確かに安いがなんでも大きくてちょうど良いサイズが無い。
VONS に並んでいて便利なDoller Treeだ。要するに100円均一だ。小物は十分そろう。ビーチサンダルを購入。
7イレブンは日本でもおなじみのサイズがあり便利だ。ただ割高なのは同じこと。

ホステルなので、基本はドミトリー。キッチンが着いているので、安く済ませたい場合は自炊も可能だ。
腹いっぱい美味いものを食べたいなら、お金がかかるということ。
テディベアレストランは地元でも人気のレストランで量もすばらしい。
アウトフィッターも一軒あるが、ほとんど買えるものは無い。

ここでは折れたポールの代わりが着くのを待つためにまたも2日間のゼロ。
やっと慣れてきたアメリカのハイキングとリズム、文化。まぁのんびりも良しとしようか。

ここでひとり紹介したい。福地さんはアメリカUL界の偉人達ともハイキングをするほどの仲で、
アメリカから日本にULと共にアウトドアの楽しみを伝えてくれる日本人だ。この旅では本当にお世話になった。
ハイカーとのコミュニケーションは困らないものの、折れたポールの交渉や手配を代わってしてくれた。
そして、最後まで励ましてくれて、話し相手になってくれた、まさに恩人です。
福地さんは旅の初めに英語が上手く話せない僕に、今の自分が出来ることを精一杯やるしかないと教えてくれた。この時も、焦らず行こうよと、励ましてくれた。

スタートから3週間。全く予定通り進んでいない為にジタバタしたが、何も良くなりはしない。
先を考えるより、とにかく今を楽しもう。

夕食は二日間ともトレイルエンジェルのWarner Spring Montyのハンバーガーパーティー。
キックオフにもいたが、いったい彼は何者か。金持ちの道楽?
Gossamer Gear のAmbassaderにもなっている。
2009にFlipflap(※1)でスルーハイクしている。フリップフラップだから出来る特殊なULスタイルだ。
彼はYASを覚えていた。ビッグスマイルが印象深いと言っていた。
2日目のパーティーには見た顔もいた。Ass FaceやDanny、Fuzzy Monkey、Shamus。
これからも会うだろう顔だ。

ここからトレイルヘッドまで戻るには、ヒッチハイクかトレイルエンジェルに送ってもらう方法がある。
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サファリパークにありそうなこのジープは地元のトレイルエンジェルに連絡すると人数がまとまっていれば迎えに来てくれる。

この二日間も良く食べたものだ。今度はトレイルに行く食料はたっぷり用意した、もう腹が減って動けなくならないように。
ここから4日で次の街Wrightwoodだ。

良く食べ、良く遊び、良く寝る。これぞハイカー!

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Happy Trail!

-Turtle aka Pop Boy

※1 行って来い。例えば、車等を使い北のトレイルヘッドへ行き、南に歩いて下り、ヒッチハイク等で元の場所に戻り、また北のトレイルヘッドへ行き、のくり返し。数は少ないが2010でもFlipflap Thru-Hikerに出会った。
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by hikersdepot | 2011-01-19 19:06 | PCT 2010 by Turtle
PCTで食べる
トレイル話から少し離れます。
Zero Day みたいなものです。

さて、PCTから戻ってお話をする機会がたくさんあります。
その中でも良く聞かれるのが、食事についてです。
何を食べていたのか。どのように補給するのか。

とんでもないストイックなことをやっていると想像するかたもいますが、そんなことはありません。

だいたい、長くて1週間位、短くて3日位ごとに街、もしくはリゾートタウン、
それから日本風に言うと集落のようなところに降りるようにトレイルが通っているため、
ものすごい大量に持つということはあまりありません。

そしてそういうところには、Grocery(日本でいうスーパーマーケット)、
マーケット(コンビニ的な小さいもの)、それらが無い場合でもPostOfficeはあるので
前もって食料を送っておきピックアップする方法があります。
ただ良くあるのが何を送ったのかを忘れてしまうことです。最悪、少し足す位はどこでも買えます。
しかし、Hiker Wave(※1)に巻き込まれると燃料が無いなんてことはありますが。
実際に、燃料が売り切れたため、予定変更を余儀なくされ、街に下りたこともあります。

食べていたものは、補給の関係上、Groceryで買えるものが中心になります。
日本と同じで野外用の食料は軽くてカロリーが高いのですが、
野外道具店やサープラスショプが無いと買えないことと高い為、
十分に資金がある場合か家族が買って送ってくれるなどのサポートが無いとそれだけというのは難しいです。
長く一緒にいたチャーリーは山仲間がカロリーから計算した1日の量を日数分送ってもらっていました。
行動食もアメの個数からビーフジャーキーのgまで計算してました。
ちょっと、だいぶ、とても、特殊ですけどね。

ほとんどのハイカーは火を使うことは夜しかしません。
時間が無いからということよりも、水を確保する煩わしさや場所を選ぶことを避ける目的です。
簡単に食べられれば、どんな狭いスペースでも自由に食事が可能です。

食べるリズムは、朝は何も食べないのが一般的です。
僕も初めはそうしていましたが、気付け薬がわりに
超高カロリーのソフトケーキ(チョコパイみたいなもの)のスナックを食べていました。
素早く撤収し、歩き出して一・二時間位して日が上がり暖かくなってから朝食をとります。
そのあともだいたい二・三時間毎の休憩の度に食事をしていました。
ULのスタンダードではキャンプ地の前に食事をしてからまた一時間位歩きながらキャンプ地を探します。
僕もそうしたこともやりましたが、好みのリズムでは無いのと、周りの多くのハイカーが
たまたまかキャンプ地に着いてから食事をするのを好んでいたため、夕食はゆっくりキャンプ地でとりました。
特に寒くなる季節では、途中で休み過ぎると身体を必要以上に冷やしてしまう為、
決して良い選択とは言えないからです。
ULのスタンダードはカリフォルニアなどに代表される
気候の安定した温暖な場所を軸に考えられているような気がします。

実際に食べていたものは、
朝はなるべく高カロリーなSnack(※2)やCandy(※3)を取るようにしていました。
一気に血糖値を上げるのは良くないとも言われますが理屈では無く、体の求めに応じて取っていました。

間食にはポテトチップス(BBQ味最高!)、アーモンドチョコ(やっぱMM)、サラミ、
ジャム(チョコもしくはいちご最高!)とパン、チーズなどなど。その時によって様々です。

行動食はシリアルバーなどが主です。
スニッカーズも高カロリーだったので、良く食べていました。僕はアーモンド派でした。
あとはクリフバーがお気に入りでした。
日本のシリアルバーにはあまり良いと思えるものがありません。
時々、日本から送ってもらったせんべいも良かったです。

昼食は間食とほとんど同じですが、量を多く食べるようにしていました。

夕食に食べていたものは、日本でも似たようなものを売っていますが、
味つきのパスタで少しゆでると作れる物やインスタントラーメンが主になりました。
一番popularなのがMac(aroni)&Cheese。単にマカロニにチーズをかけたものです。
僕は単調な味だったので、主に食べたのはSidePastaという付け合せ用のものです。
色々な味や、pastaやriceなどの違いもあり、飽きずに食べる事ができました。
時々、軽量化対策として、野外用のフリーズドライ食品もたべました。
アメリカのはほんと美味しかった。
Mountain House Lasagna With Meat Sauce
Mountain House Beef Stroganoff with Noodles
この二つは家で食べても十分旨いな。

火器を持たないハイカーもたくさんいます。
そうなると当然彼らの全ての食事がSnackになります。
ここの良し悪しは一概には言えませんがよりULになるのでしょう。

とにかく、長くなる場合は好きなものを食べることが大事だと思います。
生活の場がTrailで、非日常が街になるわけですから、食事の内容もより普段に近づくというわけです。
体が食べて美味しいと思うもの。それが本当に大事なことなのかも。


最後に今回使った道具

エバニュー Pasta Pot 750 
軽くて調理に十分な大きさ。本当に素晴らしいポット。たたずまいも良い。湯切り口、注ぎ口、メモリ付き。言うこと無し。

T's SideB & Quatro Comb
小さくて高効率。素晴らしい組み合わせ。ただお湯を沸かしてからそのまま調理するとなると30mlとう最大容量がぎりぎりだった。

evernew alcohol stove & Quatro 
安定感があり早くしっかり使える最高の組み合わせ。単体プラス五徳の組み合わせが素晴らしい。火力が強いわりに効率も悪くない。上に乗せたQuatroが二次燃焼を起こす!?着いたらすぐに食事に移行できる。Thru-Hikerにはおススメのセットです。

T's Titanium wind screen
高さもpasta potとの収納の相性も完璧。軽すぎない安定感がすばらしい。風防1つにも日本のガレージメーカーの雄という感じが伺えた。

他にもたくさんの高効率化の為の工夫がありますが、教えられないです(笑




-Turtle

※1 ハイカーの大きなグループが通過すること。特に最初と最後の頃にハイカーのペースが同じになりやすく、ウェーブが起こりやすい。

※2 日本ではポテトチップス類のお菓子をさすスナック菓子の意味に取られがちだが、本来は軽食のことを広くさす。軽食自体もsnack。あめやチョコもsnack。果てはビーフジャーキーやチーズも。サンドウィッチなんかもsnackです。 

※3 砂糖菓子。日本では主にあめ類を言うが、チョコレートバーやM&Mなども指す。
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by hikersdepot | 2011-01-13 08:22 | PCT 2010 by Turtle
Idyllwild to Big Bear City Day14 - Day19
May 4 tue / Hiking Day9 / 17mi 8:30am-6:30pm (10:00)

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Idyllwildを離れる日。
それはCharlieとも離れるということ。
雪が多いことで道にも迷いやすいので緊張する。
今日Trailに戻るハイカーはみんなナーバスになっていた。
チャーリーとは再会を約束して分かれる。しかし、本当に会えるのかはわからない。
しかし、信じて進もうと思う。

ヒッチハイクは二人を繋いでいくことに。どちらもとても良い人だった。
二人目のおじさんは、子供を学校に送った帰りだと言っていた。
彼とはなぜハイキングに来たのか。アメリカが好きかなどと話をした。
日本には行ったことが無いが、古い文化が残っていることがうらやましいといっていた。
アメリカにはオリジナルの食文化が無いことを話した。移民の国だからこそ。
しかし、その混ざり合う力こそアメリカの力の源だと思う。

トレイルに戻り快調に歩く。デイハイカー達とすれ違う。
新しい靴の調子も良さそうだ。
思っているよりも進めてしまうが、ペースを落として早く仕舞いにする。
風の強い中キャンプ。しかしとても前向きな日だった。


May 5 wed / Hiking Day10 / 15mi 6:00am-7:00pm (13:00)

いうなれば最悪の一日の1つとなった。
いやこの時はまだ想像もしていなかったがつらい日が次の日も続くとは。
スタートしてしばらくは快適な稜線歩き。
しかし北側の斜面に出ると早々に雪のトラバースとなる。
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かなりの斜度だ。確かにみんなが恐れているのもわかる気がした。
マイクロスパイクがあるので特に問題は無かったが慎重にわたる。
とにかく雪が多くTrackを辿るも錯綜していてそれが混乱を生んだ。
雪に慣れているとはいえ、日本でもなかなか無い平坦な雪上は
地形も読みにくいだけではなく、地図までいい加減なので迷いに迷った。
何とかコンパスで方角を定め、ストレートウォークを繰り返し切り抜けていった。
やっと多くのトラックに出会って気づけば全く違うルートを辿ってしまったようだ。
反省するまもなく先へ先へ。
やっとはっきりと自分の場所を特定できるところまで来た。
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Saddle JunctionはDevils Slideを経てIdyllwildへと続くもうひとつの道だ。
ここでAss Faceに再び出会う。お腹をすかせていた僕にHatchet(小型の斧)というハイカーが
食べ物をくれた。困った時はお互い様だと嬉しい言葉。ハイカー同士のつながりの強さを垣間見る。
一人先へ先へと歩を進める。
次の日が長い上に Fuller Ridge というびっしりと雪の付いた細い尾根を進む為
少しでも先に進みたかった。
しかし、この焦りがまた間違いを生む。
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気づいた時にはトラックも途切れ、錯綜し、時間にも追われ、いったいいつ以来だろう、
本当に道迷いになってしまった。
その途中あせるあまり急いで歩いていたら、カーボントレッキングポールがぽっきり…。
これで目が覚めた。冷静に現在地を考え大きくルートをはずすも急斜面の岩場を登ると
少し雪が解けているところにトレイルが。
ポールが一本折れているうえ、ものすごく疲れたため、とにかく隙間にツェルトを片側だけ上げてもぐりこむ。
横になるがとにかく食う。落ちていく夕日が美しかった。
泥のように眠る。熟睡。


May 6 thr / Hiking Day 11 / 20mi 6:30am- 6:00pm (11:30)

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朝方日が上がる前に誰かハイカーが通り過ぎた。
今日は核心部。慎重に行くことを胸に刻む。
細い稜線をいく。東側が急な樹林帯で雪が多い。
トラックはあるものの昨日の二の前を踏まぬように慎重に進んでいく。
マイクロスパイクは爪が短いもののしっかりとしたフリクションで、かつ雪の無いところでも歩いていて違和感が少ない。
西側は比較的雪が少ないものの急なだけでなく、木が無くがけでところどころ雪が抜けるため、かえっていやらしいところも多かった。
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慎重に順調に進んでいくが、途中からトラックが錯綜する。地図が細かくない為、かなり難しいルートファインディングとなった。
さらにトラックは乱れる。なんとなく現在地は確認できるものの正直戸惑う。そして、進んでいくと予想どうり道路にはぶつかる。
これでFuller Ridgeは抜けたものの、どうやら出たかったところとは違ったようだ。冷静に現在地を確認するも、それを確定する要素が少なすぎた。
検討をつけて雪のかぶった道路を上に歩いていく。山側のいたるところから足跡が。結局ここでも迷う羽目に。降り口が見つからず行ったりきたり。
どうやら冷静にと思っていてもあせっているようだ。この後長い長い15miの下りが待っているのだ。
そう思えば思うほど混乱していく。そこでDannyというハイカーの出会う。
彼はFuller Ridgeを歩かず、迂回して安全な道を上がってきた。彼と歩くとあさっり見つかる。
・・・ふう。
くだりは長く暑い暑い道のりだった。
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アメリカのトレイルの特徴でもあるが、それは多くのスイッチバックを繰り返すのだ。
15mi(約24km)は一般のハイカーの一日に歩く距離では長いほうだ。
それを雪のFuller Ridgeを歩き、散々道に迷った挙句、一気に下る予定を立てたのだ。
キャンプ地から下り口まではたった5miだったが、そこに5時間以上かけてしまった。
しかし、ここから下まで水は無い。
下れど下れど全く先は見えず。いや、下るべき場所は見えてはいる。見えてはいるもののたどり着かない。
下りきるまでに二度も休憩をとる。森林火災跡を通過。
うだる。下る。走る。下る。
やっと着いた。道路に出る。
ここからは人里をしばらく進む。水道で水を補給し、本日の寝床はここに決める。
夕食を食べる用意を進めていると、ヘリコプターの音とともに消防車が。通ってきたトレイルに森林火災が起きたのだ。
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目の前を消防隊が通り過ぎて行く。
まさかこんな瞬間を目にするとは。夕闇に山が赤くなっていた。


May 7 fri / Hiking Day 12 / 25mi 5:30am-6:30pm (13:00)

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潅木の生える砂漠の大地。砂埃を巻き上げながら歩いていく。足元は砂地で蹴りの力が伝わりにくい。
CheefdaddyとMaxと再開。Interstate Highway 10(I-10)をくぐる。
人里から少しずつ山の中に。この辺りは風が強く吹くらしく、Wind Farm(風力発電所)が多い。
ジープロードに沿って山の中に進んでいく。
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Mesa Wind Farmはアジア系の企業らしく、中国系アメリカ人がいて、休憩ルームとトイレやシャワーを開放してくれていた。
有料だがフリーズ食品やアイスキャンディー、水などを提供してくれていた。
ずっと寒かったが、ここ数日は気温が上がって砂漠気候らしい暑さを感じていただけにこの水は助かった。
ここで、スタートが一緒だったAnnと、Guthookに再開。食料を十分に補給し先へ。峠を越え、山を越え歩く。
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日帰りハイカーにどこから来たのかと聞かれる。それに答えると驚いていた。
PCT沿いの街のローカルたちは知っているが、知らない人も当然たくさんいるんだろう。
川沿いには観光ハイカーが何人か来ていた。川で水の補給と休憩をすることにした。
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キックオフスタートの朝に会ったハイカーと偶然再会する。名前はわからなかった。
この日は本当に暑く、空腹と疲労で川辺の木陰で少し昼寝をする。
更にここから山の中へ、そして一気に標高を上げていく。
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川沿いの道は増水などで削られていて不明瞭な部分が多く時々立ち止まっては周りを見渡し進むの繰り返し。
Guthookが追いついてきて二人で道を探しながら進んでいった。彼は途中で夕飯。俺は先へ。
目的地と決めた場所まで何とか行きたかったが、なかなか遠く、腹が減って速度も落ち、本当に腹が減って、足が止まった。
日も暮れた。長い一日はこうして終わる。
Guthookは追いついてこなかったがきっと近くで寝ているのだろう。
今日はポールに続き、カンティーンが壊れる。そして、浄水器の機能が一気に落ちてきた。
水がsilty(水が白濁している。残雪の水や氷河からの水に多い)だったからか。
厳しい状況が続く。

May 8 sat / Hiking Day 13 / 20mi 6:00am-5:30pm (11:30)

腹が減って、熟睡が出来ない。
いつもどうり起きて動き出す。しばらくして、見晴らしの良い場所で休憩しながら朝ごはんを食べているとGuthookが追いついてきた。
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彼と話しているとがけの下に動くものが。熊だ。BlackBearだろう。すごい速さで山肌を駆け上がっていった。
Guthookとは抜きつ抜かれつ進んでいく。二人でたくさん休憩をとった。ジープロードが見えてきて登りが一息つくと昼飯だ。
先にGuthookが着いていたが、あまりに腹が減って、"Hungrrrrrry!"と叫んだら、笑われてしまった。
昼食に加え、予備食として唯一持っていたUSA日清カップヌードル(あまり美味しくない)を食べる。
昨日川辺であったハイカーも追いついてきた。彼と彼女はカップルで歩いていた。
彼は Croatian Sensation(センセーションクロエーション。クロアチア人みたいな風貌だとお兄さんに言われたからだそう)。
彼女は Not a Chance(そうはいかない、という意味。なぜこの名かは不明。もう1つ名もあり Siberian Sensation)。
クロエーションは前年、YAS(2009スルーハイカー舟田君)と一緒に途中までハイクしたようだ。しばらくみんなで話をする。
腹が満たされると元気になる。空腹は改めていかん、と思い知る。
食料は荷物のなかでも重たいので、食料の軽減は荷物の軽減に繋がるが、1、2日ならば大丈夫かもしれないが、ロングハイクでは食べ続けることが動き続けることに繋がる。
すなわち、飯はたっぷり持て!ということ。
ここからまた標高を上げる、稜線沿いに歩く。北斜面、西斜面は雪で少しデリケートな歩きを要求される。
ハットがあるジープロードに出た。当初の予定ではここで終了だったが、時間はまだ早い。
ふと気付く。
!!!!!
折れたトレッキングポールの上段シャフトが無い!下段シャフトを取り寄せる準備をしていたのにショック。
トレイルを戻り1時間以上探すが見つけられなかった。ガットフック達は先に行ってしまった。
追いかけるも追い付かず。今日も空腹で倒れるように終了。
明日はやっとBIg Bear Cityに着く。食料を残しても仕方無いので、夕飯はしっかり食べた。


May 9 sun / Hiking Day 14 / 14mi 5:30am-11:00am (5:30)

昨晩から風が冷たくなった。0℃。しばらく暖かかったので体にきつい。風もかなり強く吹いていた。
また寒いカリフォルニアが戻ってしまったのか。
しっかり食事を取っていると朝の動き出しが調子良い。Trail Magicが二ヵ所あり、バナナを貪る。昨日のほうが切実に欲しかった。
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HWY18まで一気に休憩をとらずに歩ききる。これで昼前には街に入れそう。
ヒッチハイクをすると5分位で一台がストップ。犬連れで自分でもハイキングを楽しむようだ。
ビッグベアのホステルへ行く。ここにはハイカーがたくさん集っていた。プラッドやクロウドッグ、ダニエル、ジョー達に再会。
とにかく6日間歩けてよかった。
失敗たくさん。
壊れたものたくさん。
無くしたものたくさん。
良い経験となった。
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-Turtle    
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by hikersdepot | 2011-01-07 01:11 | PCT 2010 by Turtle
新年あけましておめでとうございます
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皆様、明けましておめでとうございます
遅ればせながら新年のご挨拶をさせて頂きます。
先日は初売りから並んで頂きましてありがとうございます。誠に恐縮でございます。

お正月気分もあっという間で今年も始まりました。

ハイカーズデポは今年も面白いことをたくさんご提供できるように二人共々楽しんで仕事をして参る所存でございます。
なにとぞご贔屓の程よろしく申し上げます。


-Turtle
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by hikersdepot | 2011-01-06 16:58 | 戯言