PCTで出す&ごみ
今回はトイレのお話。

スルーハイクとは生活です。
平均すると週休1日で6日間はハイクしています。ハイキングが仕事です。生活そのものです。
寝て食べて歩いて出す。それが生活の基本です。
これぞ人間。

そして、出すものは出さねばならないのです。
日本では有人小屋も多く、それらを上手く使えば野外ですることを極力避けられます。

別の問題として、未だにそれら多くのトイレが垂れ流しの状態です。だから、そこですることが良いことなのか。
閑話休題

PCTはもちろん、JMT 区間もそうですがアメリカには有人の山小屋というのは基本的に無いと言って良いでしょう。
となると、トイレも当然ありませんから、見渡す限り全てがトイレということです!
(ハット、道路近くのキャンプ、トレイルヘッドにはあることもあります。)

そして!山にもきっとトイレの神様はいるはずです!だから綺麗に出して綺麗に去ることが重要です。

まず、アメリカはもちろん、日本でも注意したいのはそこが水の近くにあるかということです。
浄水器を持っているからといって、水が汚染されて良いわけがありません。
すでに汚染されてるからといって更に汚染して良いわけでもありません。
だからこそ、川、湖、池や沼からは10m以上離れてすることを心がけます。

男の小便はちょっと外れてささっですので言うことは無いですが、大と女子はこうは行きません。

雉打ち、またはお花摘みをするときはゆっくりリラックスして楽しめる状況が必要だと思います。
その為にはやぶをかき分けて人目、動物目につかないようにしたいものです。
それに、あまりトレイルの近くでは、臭う場合もあるし、万が一その上に座ったら…。
他の人の為にも、奥のほうでします。
それから、急にきたっ!さっきまで平気だったのに。
そんなトイレの万が一は、万が一どころか百が一位の確率ので訪れます。
そんなときでも綺麗にする方法を身に付け、さらにいつもで雉打ち、お花摘みが出来るように、場所を探して歩くくせをつけたいです。

僕は知らずに身に付いていました。ここはキャンプに良いな、あそこでトイレ、水ははこの辺で、飯は、などなど。
きっと昔の旅人達はこういうことを考えて歩いていたんじゃないかと思うんです。

ゆっくりリラックスするには当然急斜面ではいけません。なるべく平地を見つけましょう。
森林限界以上は隠れる場所が無いだけでなく、生分解ができにく環境ですから森林限界内で済ませたいものです。
地図などを使い計画的に進みましょう。
なんだかしたいな、とか思ったら地図を見る。
そして、標高を上げて稜線に出るならその前に、近くに等高線の緩むところがあるならそこで、などと考えられます。

良い場所を見つけたとします、さぁいよいよです。
まず慌てず、紙とスコップを用意します。スコップを使い直径20センチ、深さ15センチを目指し穴を掘り進めます。
地面が固くてどうしようも無い、なんて良くあります。
そんなときは、とりあえずできる範囲で穴を掘り、穴ができたあかつきには、そこに狙いすまして出すっ!

ふぅぅぅ。

当たり前なのかも知れないが、文化の違いを感じてしまうことがありました。
多くの日本人は和式的な仕方になると思いますが、米では空気椅子的な洋式便座的な仕方ですまされるようです。
どうりでみんな早いと思った。
きっと若い人の中には洋式しか知らない人もいるからアメリカ式もいつか当たり前になるかも。

済んだら、最低限の紙で綺麗にしましょう。
僕はひとミシン目分でできるようになりました。二つ折りにし長方形にして拭く。紙の状況が良いときは四つ折りの状態でもう一拭き。
こうすることで持つ紙も減らせ、ゴミも最小限に出来ます。日頃から鍛錬を欠かさずにしたいですね。
ちなみに、トイレットペーパーよりはポケットティッシュのほうが丈夫なようです。

使用済みの紙はゴミとして持ち帰りましょう。これはきっと守って欲しいです。出したものは山の神様にお願いする訳です。
紙くらいは自分で持ち帰りましょう。
出来るなら、トイレで使用した紙も持ち帰りたいです。大した量にも重さにもならないです。
それに紙というのは丈夫な繊維の集まりですから、雨が降っても溶けもせず、ずっと残ります。
山のトイレによっては、紙は別に捨てるといったところもあるのはそういう理由です。

尾瀬の山小屋は糞尿の処理に一つの小屋で年間数百万円をかけているところもあります。
募金を募っても1日平均千円いくかどうか。
例えば5ヶ月営業があったとして、1日千円×30日×5ヶ月は15万円です。
これほどがんばって処理をしていることを考えて、一人一人が少しずつ気を付けましょう!

北海道など一部山域では携帯トイレが義務付けられ、自分でもって降りるようになっています。
自分で持ってきたものは、せめて紙ぐらい、持って帰りたいですね。
ただのビニール袋だと"にほい"が出てしまうこともあるでしょうから、ジップ付きの袋が良いです。
ごみ袋の話になってしまいますが、ぼくは生地が少ししっかりした厚いウレタンコーティングの完全防水ロールクローズスタッフバッグをごみ袋として使います。
長持ちする上に臭いも漏れません。
穴はしっかりと土を被せて、元あったように戻します。周りの枯れ草をちらすのも良いでしょう。
痕跡が少しでも残らないようにします。
そして最後に山の神様に感謝して速やかに立ち去ります。

最後に少しだけゴミの話をさせて下さい。
僕は山を歩くとき気づいたらゴミを拾います。山にゴミは似合わないと思うからです(ちょっとキザですね)。

故意に捨てる人はいないと信じたいですが、人が入る以上はゴミが残る可能性が高くなります。
PCTでもたくさん拾いました。しかし、人が多く入る地域は拾いきれないこともたくさんあります。
そういう時は1日10個などと決めて拾います。
ゴミにはアメやガムなどの包装が多いですが、時にはタバコも。僕も吸いますが、本当にやめて欲しいです。

日本で良く拾うのはトレッキングポールの石突きキャップ。これは本来外して使います。
付けているのは日本ならでは(電車移動が多いから?タオル巻けばOK)で、アメリカのハイカーは見ただけでは何かすらわかりませんでした。
登山道を石突きが傷つけるということよりも酷いものを残していくことになります。
ちなみに、それを言うなら、人が歩くインパクトの方が遥かに上ですので、歩くことを止めなくてはならないことに…。
くれぐれも登山道を避けて歩くのは極力やめましょう。
木道で使う場合(ポール自体使わなくても良いのでは)は付けた方が良いでしょう。

そして、僕がゴミを拾うもうひとつ理由があります。
ゴミは自分が落とすことも当然ありえることです。
そのゴミは後に通る誰かが僕の代わりに拾ってくれます。
その心に感謝です。
だからこそ、目の前にあるゴミは僕のゴミの代わりだと思うからです。
自分が落としたのに気づいたら拾いますよね。自分のゴミだと思えば結構拾えるものです。
持ち込んだものは全て持ち帰るように気を付けたいですね。

説教くさい話をするつもりはありませんが、みんなで気をつけて山を綺麗に出来たら素敵ですよね。
俺たちが綺麗にしてんだぞ!と胸を張って言えるように。

話はここまで。
さぁ、みんなで気持ち良く山を楽しみましょう!


Hike Light, Go Simple & Happy Poop!


-Shin aka Easy Turtle
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by hikersdepot | 2011-04-13 18:56 | PCT 2010 by Turtle


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